ももばちの軌跡

人のヤミが好きなだけのももばちの、ヤミの悲鳴とアイ。自分のヤミと向き合いながら生きる、ももばちの奮闘記。

トモダチって、なんだっけ

利害関係じゃない、価値提供とか損得とかじゃない、存在そのものを認め合って、心に浮かんだことをそのまま共有し合えるような、

そんな人との関係を築きたいって思ってるはずなのに、

 

相手に求められてないって感じると、心の奥がえぐられるように苦しくなって、逃げ出したくなる。

 

この人にとって、私の存在は必要なんだろうか?って、そんなことばかり気にしてて、

相手にとっての自分の必要性が確信できないと、関係性を維持することが苦しくなる。

 

友だちはいないわけじゃないし、何も価値提供しなくても繋がっていてくれるだろうなっていう友だちもいるんだけど、

心のどこかに、相手にとってプラスの存在でいなければいけないっていう呪いがある。

 

相手の負担になるのがこわくて、

湧き上がってくるヤミの声をそのまま伝えることができなくて、

 

大好きな友だちはたくさんいるのに、

ヤミを共有できない関係性が、なんだか薄っぺらく感じて、孤立感が深まっていく。

 

ヤミの声をそのまま共有しても、否定しないで聴いてくれるって、そのまま受け止めてくれるって、分かってる。

 

分かってるんだけど、人と話す時にどうやったら感情を表現できるのか、分からない。

 

ひとりでいる時はヤミの言葉が溢れてくるのに、

人を前にすると、私のヤミがすっと引っ込んで、押し黙ってしまう。

湧き上がってこないから、記憶を辿って、これまで言語化してきた感情を話してみたりするけど、

 

その後またひとりになった時に、「そういうことじゃない!もっと感情を共有したかったのに!!」ってヤミが暴れ出す。

 

何も気にせず、何でも話せる友だち、いないかもしれない。

 

まだ少しエネルギーがある時なら助けてって言えるけど、

どん底まで落ちてほんとにしんどい時、

今の状況をどう説明したらいいか分からない時、

ひとりでいることが苦しくて、助けて…!ってヤミが悲鳴を上げてる時に、

 

誰かとつながりたくてLINEを開くけど、

「たすけて」の4文字が送れなくて、

泣きながらスマホを放り投げる。

 

私は大好きな友だちのこと、信じきれていないのかもしれない。

 

トモダチって、なんだっけ?