私の中に、自分が幸せになることへの抵抗感がある。
それはたぶん、小学生5,6年生の頃に作り上げた、私が悲劇のヒロインを演じる映画の世界で今も生きてるからだと思う。
悲劇のヒロインでいたいんだよな。
そうじゃなきゃ、ヤミと共に生きてきた意味がない。
数えきれないくらいのどん底を生きてきた悲劇のヒロインが、突然幸せになるハッピーエンドな映画は、私はあまり好きじゃない。
死ぬために生きる。
痛みと共に激しく削るように命を使って、自分という命を削りきった時に、笑って自分とさよならする。
そういうちょっと切ない悲劇のストーリーが、私の中にできあがってるから。
幸せになんて、なりたくないのかもしれない。
この壮大な映画のエンディングを探している。