ももばちの軌跡

人のヤミが好きなだけのももばちの、ヤミの悲鳴とアイ。自分のヤミと向き合いながら生きる、ももばちの奮闘記。

ずっと、気づいてほしかった。

人と感情を共有したい欲が、ものすごく強い。

もっと深く知ってほしい。見てほしい。

 

そう強く感じるのは、長い間、小学5年の時からずっと、

人に感情を見せることを封印してきたからなんだろうな。

 

暴れ狂う感情や感覚を、誰にも悟られてはいけない。

私の感覚は、「普通」じゃないから。「変な奴」って思われるから。

私の本当の感情を知られたら、母親が傷ついて荒れ狂って、家族が崩壊するから。

 

こんなの大したことじゃないって、表向きは強い自分を演じて、ポーカーフェイスを貫いていた。

 

高校の時には毎晩のように、一緒に住んでいた祖母が寝て1人になってから、堰を切ったように涙が溢れ、声にならない「消えたい」という悲鳴を嗚咽とともに噛み殺していた。

 

こんなにも生きることが苦しくて、

それを誰にも分かってもらえない絶望が、

今も私の中に残っている。

 

ほんとは、気づいてほしかった。

平気なフリをするのが上手くて、身体が重くて起き上がることすらできなくなっても、何も食べられなくなっても、バレないようにうまく誤魔化してやり過ごしてきたけど。

ほんとは、1人では抱えきれないくらい苦しくて、ずっと誰かに助けを求めてた。

 

でも、私の感覚は「普通」じゃないから、誰を信じたらいいのか分からなくて。

信じて裏切られて、みたいな人間関係の駆け引きにうんざりしてて。

そんな駆け引きするくらいなら、私はひとりで生きていく。

 

そう決めたはずなのに、やっぱり、ひとりで生きるのは、苦しかった。重たすぎた。

小学5年生で暗黒時代に入ってから今まで、生きることは、しんどいことが9割だった。

 

生きることは苦しい。

 

だったらせめて、この苦しみに気づいてほしい。見てほしい。

 

人といる時は封印するものっていうのが染みついてて、なかなか解放できないのがもどかしい。

演技しちゃう自分に腹が立つ。

 

でも、

気づいてほしいんだ。

私の苦しみとかしんどさとか痛みとか、

全部、今、ここにある。