ももばちの軌跡

人のヤミが好きなだけのももばちの、ヤミの悲鳴とアイ。自分のヤミと向き合いながら生きる、ももばちの奮闘記。

「いない方いい」の呪い

私はいてもいなくてもいい。

必要とされてない。

だったら、いない方いい。

 

そんな呪いが、ことあるごとに胸を締めつけて、私の存在を消し去ろうとする。

 

いない方いいのかな?

そんな不安が拭えなくて、逃げるようにその場を立ち去る。

 

そんな生き方をしてきたから、ずっとひとり。

歩み寄ってきてくれる人に対しても、心のどこかで「ほんとはいてもいなくてもいいんでしょ?」って信じられなくて。

 

私がいなくなっても、みんな生きていける。

もしも死んだら、ちょっとは泣いてくれるかもしれないけど、1週間もすれば、何事もなかったかのように日常に戻っていく。

 

それぞれがそれぞれの人生を生きているんだから、当たり前のことだと思うけれど、

それがどうしてこんなにも、虚しくて苦しいんだろう。

 

いてもいなくてもいい存在なら、いない方いい。

いてもいなくてもいい存在なら、こんな苦しい思いしてまで生きたくない。