ももばちの軌跡

人のヤミが好きなだけのももばちの、ヤミの悲鳴とアイ。自分のヤミと向き合いながら生きる、ももばちの奮闘記。

感情ブレーカー

今、私は何を感じているのか。

私の中に、何があるのか。

 

感情のブレーカーを落としてしまった今の私には、よく分からない。

 

ちょっとしたことで10日ほど入院することが決まった時、私の中の感情ブレーカーがバチンと落ちた。

(幸いすぐに回復して明日退院予定です。)

入院することになっても全く動じず、それまでの情緒不安定が嘘みたいに落ちついている自分がいた。

感情から切り離された異世界に放り込まれたような、不思議な感覚。

今思えば、入院生活は共同生活が苦手な私にとってストレスの塊だったはずで。

起きる時間、寝る時間、ご飯を食べる時間すら自分で決められない。間仕切りカーテンがあるとはいえ、いつ誰がひょっこりやってくるのか分からない環境は、恐怖でしかなかった。

 

あ、この環境ムリだ。こわい。

そんな感覚を取り戻しはじめたのは、入院してから1週間して、入院生活の生活の流れがある程度理解できるようになってからだった。

 

時間を持て余しても、スマホを見る気にも何かを考える気にもならなくて、

感情に蓋をすることに徹していたような気がする。

 

感情ブレーカーが落ちてくれて良かったと思う一方で、

日常に戻ってブレーカーを上げた時に何が湧き上がって来るのか分からなくて、こわい。

 

だから退院前に、こうやってブログを書いてみた。そろそろ自分の中にある感情を、ちょっとずつ拾い上げたくて。

 

いま私の中にあるもの。

 

常に人の気配がすることへの気疲れ。

生活のすべてを管理されていることへの息苦しさ。

人の作ったごはんが食べられるありがたさ。

看護師さんだけじゃない、栄養士さんや清掃員さん、顔拭きタオルを配りにきてくれるおばちゃん、たくさん人たちのおかげで生活させてもらっていること。

入院している人それぞれの人生。

こういう時に、音楽は偉大だなと感じること。

退院後のことを考えることへの抵抗感。

入院中みたいな規則正しい生活を維持することの難しさ。

反動ですべてが崩れてしまうんじゃないかという、漠然とした不安。

 

んーまだありそうだけど、湧いてこないから感じにくい。

もう少し耳を傾けてみる。