泣きながらお酒を飲んでいる。
お酒は1日1缶までという自分で決めたルールを破って2缶目を開けたところで、「何やってんだろ」と、堪えていた涙が止まらなくなった。
別に何があったわけでもないし、よくあることだけれど、
突然、すべてが嫌になったのだ。
毎日の退屈な生活も、
仕事をこなすことも、
人と関わることも、
元気なふりをすることも、
自分が今、生きていることも。
全部が全部、もう、疲れた。
でもきっと私は、こうやって生きていくんだろう。
生きることに疲れ果てて、一人で泣きながら。
助けてって言えずに、孤独を自ら選びながら。
いつまで悲劇のヒロイン続けるんだろって、心のどこかで嘲笑いながら、アルコール度数の強いお酒で誤魔化す。
そんな夜も、あっていいよね。