私は自分が大嫌いだ。
世界で1番、大嫌いだ。
好きになれる自分、自分じゃない自分に変身したくて、頑張ってみたこともある。
そのままの自分を好きになろうと、頑張ってみたこともある。
でもきっと私は、自分を好きになんてなりたくないんだ。
だってそうでしょ?
嫌いな人を好きになりたいなんて、思えないでしょ?
嫌いなものは嫌いなの。
それでも、どんなに嫌っても、
どんなに逃げて逃げて逃げつづけても、
自分からだけは逃げられない。離れられない。
でも1つだけ、大嫌いな自分から離れられる方法がある。
それは、生きるのをやめること。
それが唯一、私が私から解放される方法。
でもね、思うんだ。
私はこの世界に何かを残せたのか?
私は何のために生まれてきたんだ?って。
最後の手段を使う前に、私にはやるべきことがある。
一生分の生きた証を残すこと。
一生分の幸せを味わい尽くすこと。
やるべきことを果たすまで、
死にものぐるいで生きてやる。
一生分の生きた証を残して、
一生分の幸せを味わい尽くしたら、
笑って自分とさよならするんだ。
その日を夢みて、
死にものぐるいで生きてやる。